モナ郎

その男、凶暴につきのモナ郎のレビュー・感想・評価

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)
4.7
やっぱり素晴らしいたけしの監督デビュー作。
過剰なまでの間を使った演出は、ギャグとしても成立してるし、物凄い緊張感も生んでいる。一作目からたけしブランドを確立しているのはすごい。この頃、映画に関してはほぼ素人のたけし、いわば門外漢が既にある程度確立された映画のルールみたいなものに、フレッシュな風を送り込んだのはさぞかしセンセーショナルだったんだろうなあ、と想像する(リアルタイムで体験してないので)

あと、たけし映画は人の死を平等に扱うところが好きだ。主要キャラが死んでも、脇役が死んでもそれを見つめる視点は常にドライなのがなんか信用できる。
モナ郎

モナ郎