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おくりびとのKのレビュー・感想・評価

おくりびと(2008年製作の映画)
3.2
山形県。チェロ。納棺師。故人とそのご家族を前に死因や見た目について話す二人にやや違和感。「美人なのに」。性別。どういう気持ちでみればいいのか戸惑う。解説DVD。死化粧。腕がいいことを表現するシーンというのは分かる。死んでからが一番綺麗というのは複雑。干し柿、フグの白子、フライドチキン。「困ったことに」。言えない夫。妻への対処はただ待つのみ。「汚らわしい」。偏見。子どもがいじめられる問題。立派な仕事と説くであろう未来。笹野高史さん演じる銭湯常連客の職業が意外。別れのごめん。余貴美子さん演じる事務員に酌量の余地はあっただろうか。地元葬儀会社との分かりやすい対比。崇高さを際立たせる演出。石文(いしぶみ)。納棺の儀式や納棺師について調べると、意外とその歴史は浅い。てっきり日本の伝統文化的なものかと思っていた。お葬式を含め、こういった儀式は故人のためというよりやはり見送る側のためという印象が強まる。作品としてはあまり最後まで乗れなかった。おそらく期待値が高すぎたと思う。
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