KAZU

おくりびとのKAZUのネタバレレビュー・内容・結末

おくりびと(2008年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

つい先日母方のばあちゃんが死んだ。初めて「おくりびと」を見たのは彼女の告別式の晩だった。

なんていうか母方の実家は一家離散で、自分ももう10年以上会ってなかったから悲しいとかいう感情はなかった。でも告別式に行って爺ちゃんが俺の顔を見て、震えた声で名前を呼んだ時に色んな感情でぐちゃぐちゃになった。
遺体に触るのも初めてで、その冷たさというか、魂なのかわからないけど確実に何かが抜けたその身体は80年近い役目を終えたように重く布団に沈んでいた。

この映画を観て、色んな遺族と自分の家庭の事情を重ねて沢山沢山考えた。幸せってなんだろうね。終わり方が大事なのかな。
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