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おくりびとのERIのレビュー・感想・評価

おくりびと(2008年製作の映画)
3.5
タイミング的に今見る作品だったように思う。死はそこで終わりではなく、門を通って次に進む。いってらっしゃい。また会おうね。

銭湯のおかみさんが亡くなって、いつも銭湯に通ってる牛乳のおじちゃんがお見送りをして火葬するシーンがたまらなかった。実のお父さんを心を込めて送り出すラストもグッときます。

社長の仕事に出会って、心を込めた仕事に魅せられ成長して行く主人公を本木雅弘さんは丁寧に演じていて、モッくんかっこいいなぁと思ってしまう。所作が美しい。チェロのシーンもいい。

日本の死生観が映画の中にあって、それが海外で支持されたことはやっぱり嬉しい。最期にみる顔が美しいって、忘れないよ。

そっか、脚本は小山薫堂さんだった。
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