のんchan

おくりびとののんchanのレビュー・感想・評価

おくりびと(2008年製作の映画)
4.3
2008年公開当時、母を連れて一緒に行けて心から良かったと思えた作品。

※過去鑑賞(備忘録より)

8月、祖母を亡くし、しみじみ母を支えてあげたいと思って寄り添っていた時、『おくりびと』の話題になり、母が珍しく「観たいんだよね~‼︎ でも四十九日前だと不謹慎かしらね?」とも言って悩んでいた。
内容が...身内を亡くした家族には寂しさが更に身に沁みるかな?と思えたけど、母と映画に行くなんて本当に何十年?振りだし、これからもそう機会はなさそうなので一緒に行った。おばあちゃんだってもちろんニコニコ許してくれるさ😉✨

あまりに話題作なので、云々語ることはないんだけど、佳き作品だった。
キャストがいい‼️俳優・女優が美しく見えない(失礼)作りがいい。
本木雅弘の演技に対する真摯な向き合い方が本当に素敵✨🥺✨
山﨑努や笹野高史の激シブがいいし、個人的には余貴美子がとても好き❣️

映画の中の【石文】の話に興味が湧いた。
河原で石を拾う。その時の自分の気持ちに一番近い形や色の石を選ぶ。そして相手に渡す。
文字は一切書かれていないが、貰った方は石を見つめ触って相手の気持ちを感じとる。

ね〜素敵でしょう?✨今の時代にあり得ない、想像広がる胸いっぱいになる話じゃないですか。
映画の最後に失踪して30年以上会わなかった父親の手に握りしめられていた大事な...

とにかく『佳き映画』なのでまだ観ていない方にオススメです。


映画は基本的に一人で観たい人‼️
誰かと一緒に行くと相手が気になってどーーも集中出来ない。
好きな人となら映画じゃないところがいいし、女友達も観点が違うと、観た後で語るときに良さが半減したり?

息子が小さいときは一緒に映画館に行き、別々のスクリーンでそれぞれ観てロビーで待ち合わせ‼︎ ってパターンを何度やったことか...でも、彼にしたら小さな胸をドッキドキさせての大きな冒険(ちょっと大人になった気分)で、ロビーでの待ち合わせで見るちょっぴり成長した息子の顔付きが嬉しかったり、でもきっと心配だったんだろうなと切なくなったり...あ〜しみじみ...
のんchan

のんchan