Sankawa7

おくりびとのSankawa7のレビュー・感想・評価

おくりびと(2008年製作の映画)
3.9
かつてWOWOWで視聴
Netflixに登場したため改めて視聴

当時アカデミー賞外国語映画賞を受賞したことで大変話題となった、また広末涼子と本木雅弘の大胆なラブシーンでも話題となった。納棺師という葬儀屋とは違う死者を棺にきれいに入れるプロフェッショナルの話
東京で所属楽団が解散されてしまったためやむを得ず地方に帰ることになったチェリスト本木雅弘が偶然ついた職業は納棺師、はじめは人の死を金銭に変えるこの職業になかなか誇りが持てないが納棺会社の山崎努や余貴美子と街の様々な人の生き様、死に様に触れていく中でこの職業に対するプライドが目覚めていく。最初それを毛嫌いしていた妻広末涼子も次第に認めるようになる。
葬儀関係はタブー視されるがちなためなかなかこうした職業に陽が当たる事はないが主演本木雅弘の強い思い入れにより映画化が実現したらしい。彼の所作はとても綺麗でプロにしか見えない素晴らしさ。最後は身近な人たちを見送ることになるが、それによりこの仕事につかなかったら触れることがなかったであろうその人たちの人生と正面から向かい合うことができたとのテーマかと思う。
火葬場のおじさん役の笹野高史がすごく良かった❗️
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