難病に苦しんでいる息子のために両親が奮闘する。
静かに淡々としながらもどこか奥底に熱量があるような展開の仕方だったけど監督がマッドマックスのジョージ・ミラーだったことを知って少し納得した。ただマッドマックスとは全く違う方向性で意外にも思う。
ロレンツォを苦しめる病に対抗するには食事療法しかない、そう告げられた両親はそこで思考をやめることはせず、より良い治療法がないかと模索する。それで本当にやってのけてしまうから恐ろしい。当たり前のように実話らしいしね。
プロが言ったからそれに従おうという傾向は多分にあると思うけど、それはある意味では思考を打ち止めにしてることと同義なんだなと。自分自身で考えることはやはり重要なのかなと思った。
序盤は淡々と続くので展開が見えないので取っ付きにくいけど、段々と面白くなっていく不思議な映画だった。