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フェリスはある朝突然にのmovieのネタバレレビュー・内容・結末

フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画を観ていて思ったのは、休日に休むのではなく、お仕事や学校に行かないといけない日に休む1日は本当に特別で最高だということです。わたしも経験があるので、その1日を思い出しては懐かしい気持ちになりました。

先生や家族を騙して一日さぼるためにフェリスは色んな小細工を仕掛けるのですが、その手段があまりにも凝っていて面白かった。休むのもひと苦労だなと思ったけど、そんな瞬間さえも楽しんでいるフェリスはすごい。

なんでも自分の思い通りに人生を楽しんでしまうフェリスを憎んでいる人はみんな不幸そうでした。それに対して、フェリスは本当に楽しそうに生きている。“わたしはサボりがすぐばれるのに、フェリスはばれないの。だからフェリスが憎い” “それは君自身に問題があるね”というやりとりは印象深かった。

キャメロンのお父さんのフェラーリでシカゴの街を乗りまわしたり、レストランや美術館に行ったり、交差点のど真ん中にあるカーニバルのようなステージに自ら出演してビートルズのツイスト・アンド・シャウトを熱唱したりするフェリスは本当に最高でした。フェリスの言う通り、人生は一瞬だから、思いっきり楽しんで生きていこう。

(個人的に、最後に破壊されたフェラーリを見たキャメロンのお父さんの反応がすごく観たかった。笑)
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