たく

白夫人の妖恋のたくのレビュー・感想・評価

白夫人の妖恋(1956年製作の映画)
3.5
八千草薫目当てで鑑賞。
中国の白蛇伝を基にした恋愛モノで、八千草薫はしたたかな付き人という脇役ながら可愛さが際立ってた。若い頃のダニエル・ダリューにちょっと似てなくもないかな。

池部良の優男っぷりが役にあってて、女の愛情と男の薄情の対比が「妻は告白する」を思わせる。最初の赤いハンカチが最後には天女の帯みたいになって飛翔していくよく分からないラストが印象的。

円谷英二が特撮(特技)監督で、ファンタジーな雰囲気を盛り立ててた。特撮映画では日本初のカラー作品とのことで、色の再現には相当苦労したらしい。
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