うめ

乳房よ永遠なれのうめのレビュー・感想・評価

乳房よ永遠なれ(1955年製作の映画)
3.8
夫のために

尽くしても

報われず

子供への愛も

妨げられ

唯一の楽しみだった

和歌の世界も

癒しだけではなくなり

身体は

病に蝕まれ

もう胸もなくなった

しかし

奪われ失った事で

思いは

こんなにもクリアになっていく

言葉は

こんなにもシンプルになっていく

もう隠さない

私は生きている

私は愛している



田中絹代さん
女優さんとしてだけでなく
監督までもこなすとは
この時代に
この女性の目線で
この映画を作りあげるなんて
間違いなく意義はあった
あなたが開いた道を
今もたくさんの女性が続いていますよ
うめ

うめ