ブロンド少女は過激に美しくのRのレビュー・感想・評価

列車内で隣り合った女性に自らの身に起きた不幸を語る回想形式の映画で、横並びの男女の視線は不自然なまでに交錯を避けていて、それとは反対に、向かい合わせの窓越しの男女の視線は切り返される。半透明のカーテンが揺れる窓際に立つ美しい少女の扇子を扇ぐ手の艶めきと隣り合わせの危険性。ラストショットも凄い。
リカルド・トレパが笑顔で踊りだすところが最高