ダース米田

メン・イン・ブラック3のダース米田のレビュー・感想・評価

メン・イン・ブラック3(2012年製作の映画)
3.7
JとKのコンビ復活から10年。今日もせっせと迷惑エイリアンを取り締まる二人だったが、今回関わった相手はかつてKが苦労の末に逮捕した凶悪エイリアン「ボリス」だった。
逃亡したボリスはタイムトラベル装置を使って過去に向かい、歴史を改変してしまった。その結果Kは歴史から抹消され、ボリスの種族ボグロダイトが地球へ侵略する事態となってしまう。
そこでJはボリスと同様に過去へと向かうのだったが、彼の前に若い頃のKが姿を現す…

10年ぶりの続編となったMIBシリーズ3作目。話の展開はバックトゥザフューチャー2と同様な歴史修正で、若い頃のKを演じたジョシュ・ブローリンが見事に役にハマっています(ジョシュ本人は撮影当時43歳ですが、若いKは29歳設定で、J曰く「老け顔だな」とのこと(笑))。

前作から結構経過しましたが、主要なキャストとスタッフは続投なので作品の雰囲気はしっかりとシリーズの特色を出している。トミーは基本序盤だけしか活躍しないものの、ウィルとジョシュ二人のやりとりはちゃんとJとKそのものであり、ジョシュの演技力に拍手を贈りたい。

作品の完成度は前作より概ね良いけど、ただ今作はかなり矛盾点や突っ込み所が多かった。
ボリスが歴史を書き換え、世界が完全に別物になったはずなのに、タイムトラベル装置を売ってる店は改変前と何も変わってないのはおかしい(わざわざ装置を購入したという記録まで残ってるし)。
また、2度目のタイムジャンプシーンでも色々と不自然なことが起きている(ゴーグルをつけずにジャンプした、タイムトラベルではなく時間の巻き戻しな展開になったetc)。
まあ前作でも脚本や設定の穴は目立ちましたが、今作ではもっと増えた感じに(-_-)゛

まあ細かいことには目を瞑って楽しむ分には十分な良作です。
ダース米田

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