リッジスカイウォーカー

ヒア アフターのリッジスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

ヒア アフター(2010年製作の映画)
2.0
死後の世界。
人間が絶対に知ることのない世界。
本当にあるのかないのか。
それは永遠に分からないでしょう。

どちらにせよ、今人間界で語られているのは、人の願望で作られたものだと思います。

創作物なので信じる信じないは別にして、そういうことがあったらいいなくらいのものかなと考えてます。

死んだ人と交信ができるマット・デイモンが主人公…なんだと思いますが、いかんせんそうでもない。。
有名なキャスター(?)の女性なのか、はたまたお兄ちゃんを殺された子どもなのか。
いろんなストーリーが折り重なっているため、話がとっちらかってしまっている印象。

死後の世界を通しての、人生の再生の物語とはわかるんですが、逆に現実味のない話を題材に使っているため、感情移入がしにくい上に感情移入させようとするので、そこにチグハグを感じたかな。

お兄ちゃんに寂しさを吐露するところは、ウルっとしましたが、死後の世界の話はあんま関係ない。。

冒頭の津波シーンもしかり。
死後の体験をして蘇生するなら、別にこんなに大掛かりじゃなくてもいい。
ストーリーにビックリするくらいなんら関係がない。
しかもあのスピードで後頭部に何か当たったら死ぬんでは。。
あれで助かったことが奇跡です。
映画的な見どころを入れるためだけに入れた感があり、萎える。。
(津波のシーン自体はリアリティがあってものすごいです。。)

と、いうことでこれは死後の世界を題材に使ってしまった時点でそれありきになってしまっており、そこが失敗点だと思います。
(それをいっちゃーおしまいよw)