2020/02/25
監督 クリント・イーストウッド
マット・デイモン
セシル・ドゥ・フランス
フランキー・マクラレン
【話をしたい、もう一度だけ】
津波に巻き込まれ臨死体験をした女性、大好きな双子の兄を亡くした少年、そして死者と繋がる能力を持つ霊能力者の男、死に囚われた3人の人生が、やがて交錯していく様を描いたヒューマンドラマ。
唐突に訪れる悲劇や事件、淡々とした物語ながら、常に何かが起きそうな予感から目が離せない作品でした。
その能力から、人の見たくない過去を見たり、力を利用されたりの霊能力者役、M・デイモンの繊細な演技が印象的、料理教室の女性とのドラマは胸が痛くなりました。
誰にでもいつか必ず訪れる大切な人との永遠の別れ、哀しみで涙が止まらないシーンもありますが、希望へ向かった感じのラストの余韻が素敵だった一本。
流石のイーストウッド、良作です。
鑑賞日 2011年2月21日 劇場にて