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16歳 妖精の部屋のにゃんにゃんのレビュー・感想・評価

16歳 妖精の部屋(1977年製作の映画)
3.2
先週に続いて加藤彰。ロマンポルノにしちゃ長尺なので敬遠してたやつ。この1本にしか出てない主演の早瀬しおりさん超可愛い。目がくりくりして、語学教室のシーンとか、「はなればなれに」のアンナ・カリーナみたい。私も宮井えりなおねえさまに添い寝してもらって百合の花を咲かせたい。吉川遊土の母親役はよき。音楽もさりげなくよき。姫田カメラ、信州、東京、横浜、いろんな風景が綺麗。しかしストーリーはなんかとっ散らかってよくわかんない。たまに見かける散文的でよくわかんない系の加藤彰作品だ。でもきっと早瀬しおりは吉川遊土の奔放さを憎みつつ憧れて自分も冒険してみたくなってってやつなんだなとだんだん心の内が見えてくる。母の淫湯の血がうんちゃらかんちゃらはいどあきお脚本にありがちだけど今回はいどあきおがいないからだいぶあっさりしている。そして謎に勇壮に終わるラスト。よくわかんないけどこういう加藤彰も嫌いじゃない。
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