BOB

愛は霧のかなたにのBOBのレビュー・感想・評価

愛は霧のかなたに(1988年製作の映画)
3.5
マウンテンゴリラの研究に専心した霊長類学者ダイアン・フォッシーの伝記映画。

"The gorilla girl"

感動あり、スリルあり、笑いあり、涙あり。メリハリのあるアドベンチャー要素の強い伝記ドラマ。

マウンテンゴリラに生涯を捧げた女性の話。マウンテンゴリラの生態調査員から、マウンテンゴリラの密猟者と戦う人へと変貌を遂げる。

ダイアン・フォッシー。調査対象だったゴリラの群れが、心休まる居場所となっていく。孤独な彼女にとって、ゴリラの群れこそが"家族"であり、最も自分らしく居られる場所だったように思えた。群れのリーダーであるシルバーバックとの交流は恋愛のようにも思えたし、子ゴリラにとっては完全に母親だった。好奇心旺盛で正義感が強く行動力のある女性で、日に日に高まるゴリラへの愛情から暴走する。

よくこんな映像が撮れたなの連続。ゴリラは仮面や着ぐるみを使ってるのか?

シガニー・ウィーバー。女性としての顔と母親としての顔を見事に演じ切っている。ゴリラのモノマネ演技も傑作。笑えた。

401
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