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震える舌のmamのネタバレレビュー・内容・結末

震える舌(1980年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

子どもの頃に観て、破傷風に苦しむ娘の叫び声や血を流しながら痙攣する姿に戦慄し、軽くトラウマになっていた作品。

今観ると、少しずつ精神が崩壊していく両親の方がうんと怖い...!

錯乱し女医にナイフまで向ける尋常ではない母親の壊れ方、辛さを押し殺し一人の時にしか泣けない父親、孫と子供を心配するそれぞれの母親の気持ちにも心揺さぶられた。
そして何より娘を愛する気持ちに偽りはないものの、破傷風菌への恐怖から自らの感染を疑い怯える姿に、人間というものを突きつけられたようで...。

娘が回復して本当に良かったし、チョコパン食べたいという言葉にも救われた。

凛とした存在感と冷静な対応力、真心を持って接する女医さんが尊すぎる...。

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