たに

震える舌のたにのレビュー・感想・評価

震える舌(1980年製作の映画)
3.9

怖い映画と聞いてたからてっきりホラーかと思えば全然違う、違うんだけどめちゃくちゃ怖い。


見ていて痛々しい描写や、冒頭からラストまでのほとんどが重々しすぎる内容で観賞するのにかなり体力を使った映画でした。


娘を中心とした周りの大人たちの心情を描いたドラマだが、その中でも父親の無言の表情が訴えかける葛藤がドスンと来る。
というかこの映画、BGMがほとんど無い。
そのせいもあってか一人一人のセリフや演技が印象に残る



父親の「ただ一人、お前を愛するという証明が何もできなかったおれができる唯一の償いだ」的なセリフがなんとも言えない。
たに

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