城戸

さよならみどりちゃんの城戸のレビュー・感想・評価

さよならみどりちゃん(2004年製作の映画)
4.5
画面外から色んなことが聞こえてきて、自然とみんなの声を覚えてしまう。本作に限った話じゃないしうまく言えないのだけど、映画の画面に映っている人物が、画面内の鏡にも映り込んでいるとき、俺と鏡に挟まれた映画という世界のいびつさが浮き出てくるようでたまらなくなる。人物に見つめられている鏡じゃなくて、美術として設置されている鏡の話。本作だと00:21:40のあたりが分かりやすい。もちろん意図をもって星野真里を鏡に映そうとしたことは、少々無理のある鏡の配置から明らかなんだけど。
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