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ロビン・フッドのlemmonのレビュー・感想・評価

ロビン・フッド(2010年製作の映画)
3.9
この映画のハイライトは、最後の最後に訪れる。ロビンフッドを囲む仲間たち、そして、その真ん中に頼り甲斐のあるロビンフッド、これだけでいい。

ロビンフッドとマリオンが、ただ運命的に惹かれ合うのではなく、関係性を徐々に築きあげていっている大人の恋愛にうっとり。ここはブランシェットの所作の美しさによるところが大きい。ブランシェットが、シュッとしたスレンダーなイケメンに惹かれるはずがなく(ひがみ?(笑))、クロウのようなずんぐりむっくりだけど、男も惹かれる隣のにいちゃん的な野郎に惹かれるのもなんだが映画の内容以上に説得力があった。キャスティングって大事ですね。

ロビンフッドは冒険活劇のイメージが強い。ここまで真面目に描いた作品は初めて見た。なさそうだか、続編があったら見てみたい。あの仲間に入りたくなる。

最初に戻るがこの映画は最後の最後のシーンを撮るための長い前置き。自分はやられました。
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