MikiMickle

愛しのタチアナのMikiMickleのレビュー・感想・評価

愛しのタチアナ(1994年製作の映画)
4.5
1994年のフィンランド映画。

舞台は60年代。
レイノとヴァルドの、カッコつけてるけどいけてない中年二人は、車で旅する途中で、エストニア人のタチアナとロシア人のクラウディア(またまたいけてない)を同乗させるとここなり、4人の奇妙な旅が始まる。

この男2人がどうしようもなくて(笑)
女性のこと、ほぼスルー。会話なんてほとんどないし、目もあわせないし、うつむいちゃってるし!!
男子小学生かっっっ!!(笑)
2人きりになったらいたたまれなくて、そのへんのものいじりだしちゃうし(笑)
とにかく、どこに行っても4人ともタバコばっかりすってるし、無表情だし。一人はお酒、一人はコーヒーばっかり飲んでる。
でも、なんともいじらしい♪

その有り様が非常に自然で、やけにリアリティーがある。
下手に技術にこだわらず、モノクロのシンプルなつくりで、セリフもほとんどないのに、クスクスと笑い、ポッと温かくなり、でも切なくなる映画でした♪

どオフビートなロードムービー。

酒とコーヒーとタバコとロックンロールと、男と女
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