徳川

ドラゴン怒りの鉄拳の徳川のレビュー・感想・評価

ドラゴン怒りの鉄拳(1972年製作の映画)
3.5
自分はアクションとカッコいいリーが見たかったので、ストーリー重視のこの作品はあまり刺さりませんでした。というか、この作品のリーはとても痩せています。バチボコに強いはずなのに、いわゆる雑魚戦ばかりなので強いという印象があまりありませんでした。

シナリオは悪逆非道の限りを働く日本人に一矢報いようと奔走する流れです。一つやったらやり返されて、なので途中から少し飽きがきてしまいました。
ジャパニーズカルチャーは凄く面白いです。帯を締めない浴衣スタイルの着物だったり、有名な逆張り袴だったり、着付けという概念がないんだろうな…と思わせます。返事だけはやたらと元気よく「ハイ!!」と言うのは可愛いです。
日本武術では謎の曲芸を披露してくれますし、恐らくカラテの瓦割りの代わりと思うのですが、素手釘打ちをやってくれます。何で?笑
全体的に日本カルチャーの再現率が低くて一周回って愉快だったのですが、着物の下にリオデジャネイロみたいな下着をつけた女の人に、宴会でスケベダンスを踊らせて喜ぶ変態さは日本人のことよく分かってんなって感じで一層面白かったです。

自分が日本人なので、アクションよりも日本カルチャーの面白さが記憶に残ります。笑
リーのヌンチャクアクション良かったです。
でも、リーのカッコいいカンフーアクションを見たいときにこの映画は見ないかな。笑
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