TVサイズで過去に何度か視聴してからの映画館での鑑賞
見始めて直ぐに「あ、これは映画館で観るべき映像作品だな」と。
ストーリー自体は一本の映画には到底収まっていないけれど、兎に角映像や音楽が素晴らしい。
泣けるシーンなんて無いのに、映像技術に感動してしまい序盤から涙ぐんだくらい。笑
特に戦闘シーンで建物や道路に亀裂がビシビシっと入って盛り上がり、崩れていくところ。
今となっては当たり前の表現の仕方になってしまったけど、この頃はかなり新しい表現で画期的だったとAKIRA世代の母が言っていた。
有名なバイクのシーンは色んな作品にオマージュされているし、大友克洋はアニメの表現の幅を広げた人なのかなと思う。
あのシーンは何度見てもカッコいい。
全体的に観ていて80年代のアニメ作品ということが本当に信じられない。
ただ、5.0をどうしてもつけられないのは女の子が可愛くないのと、話が時間に収まってなくて初見じゃ理解できないからというだけ。
何回も見ないと内容や世界観を楽しむのは難しい作品。
奥が深い。
ごちゃごちゃした考えは抜きにして、映像として楽しむのが個人的には好き。
そういう意味でも何度か見たくなる作品と言える。
