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アキラ AKIRAのanemoneのレビュー・感想・評価

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)
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大友克洋のジャンクな環世界
下水と高層ビルの街ネオ東京、超能力ベビー、無秩序と夜の街

カラフルなくすみカラーのサイバーパンク、不良少年の仲間意識
子供の声で話す"彼ら"が最高にクールで気持ち悪さを増す
薬の味がしそうな子供の城、夢の国

人間でもなく、ロボットでもない、悲しき超能力者たち
いわばキルドレ
鉄雄の夢のシーンは悲しく儚い
パステルカラーになるのも良い

病室で小さなおもちゃの幻覚から子供たちの亡霊(大きなぬいぐるみ)が出てくるシーンのダイナミクスと恐怖感がすごい
さらにミルクが溢れ出し、血を怖がる人間味と子供らしさ

服も80sチックでかわいい金田のピンクシャツ、カオリの白tにカラフルパンツ、ケイのAラインミニワンピ

山城芸能組の音楽、河合憲二チックで好き
かっこいい
サイケなのに原始的
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