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アキラ AKIRAのkerokeromanのレビュー・感想・評価

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)
4.0
漫画版AKIRAは学生の時に読んでいたがほぼ内容は抜けていて、この映画も原作とは違うらしいことは昔どこかで聞いていたので、新鮮な気持ちで鑑賞し始めた

とにかく圧倒された

今ほど技術が発展していない時代にこんなきれいに動くアニメーションを作れたのかから始まり、光や煙などの表現、音楽、デザイン、世界観、キャラクター、不気味さ、細かいところの作りこみ等々、大友克洋のあふれる才能を見せつけられた

これが1988年、35年も前の作品なので後世に与えた影響は計り知れないだろう

序盤のストーリーも目まぐるしく、退屈しないエンターテイメントとして楽しく見れた

問題は後半で、結局、何もわからぬまま締まり悪く終わっていった感じだった
考察をする楽しさなどもあるのかもしれないが、自分としてはもう少しこの映画が何だったのか答えを出して終わりにしてほしかった

序盤~中盤のドキドキ感は久しぶりに感じられたので途中までは5評価かと思っていたけど、自分的には尻すぼんでしまった感じがして残念だった
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