IMAX上映ということで、東京オリンピック延期の今見るべしと再鑑賞。音響と映像の迫力がヤバい。
88年製作と思えない構成と完成度。初めて観た時には、原作よりも単純化されて見劣りする感があったが、2020年の今見ると現実の東京の未来感、爛熟退廃ぶりも相まって感慨深い。原作も圧倒される画力と展開だが、バイクのテールライトの光跡や高層ビル群のアングルなど映像に身を委ねるとうっとりする。
鉄雄と金田の関係が描かれる終盤の回想シーンは切ない。使命として対決する金田の威勢のよい台詞に泣ける。時空を超えるイメージや増殖する身体の描写に全く古さを感じないのはスゴイな。
自粛明け後初の映画館は、なんと私ひとりの貸切上映でした。