「さんをつけろよデコ助野郎!」
まだ目に見える革新が信じられていた頃に作られたお話
音楽が良くて、色彩が最悪
この作品が素晴らしいのは何かを表現する為にアニメーションという表現方法が使われていることだと思う(アニメというコンテキストの再現のためのアニメ、という作品も多いので)
表現すべきイデアのようなものがあって、その複製としての作品、という感じがする
だから、今の技術で作ればより再現度が高い制作ができるのかもしれない、と思う
丁寧に作られている作品だけれど、流石に古さがあって、絵柄とか台詞まわしとか、服装とか、ザ・80'sっていう感じ
小さな時にTVか何かで観て、「よく分からないな」と思って、その後漫画版を読んで面白いと思って、今回の機会にIMAXで見てみたのだけど、やっぱりよく分からなかったな…
デモデモダッテと言いながら文末や主語を語らないことで壮大さを演出する、というのは今の時代では通らないんじゃないかな、と思う