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アキラ AKIRAのzomychanのレビュー・感想・評価

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)
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なにも詳しいことを調べずに見た

どのカットでも色彩が鮮やか、煙や蒸気だけでみてみても、いろんな形態と色があっておもしろい。
血の鮮やかさが印象的だった、どす黒くせずに絵具チューブからそのまま出したようないわゆる赤、な色にして生々しさが軽減されていた気がする。

そして冒頭のバイクのシーンと音楽も良かったな〜せわしく呼吸しながらそれが心地いいみたいな音楽だった。

見ているときのちょっとした違和感…小さな体でシワだらけの顔をしたキャラクターが幼い子どもの声で学芸会のセリフのように音読するようなシーン、群衆をふくめ女性として描かれている人々がそんなに出てこないこと、キャラクターたちの骨格がみな同じ印象なこと、子どもが体を小さくした大人のようだが頭は大きいこと、一体なにが起きているのか分からなくて置いていかれるかんじ…でも興ざめすることはない。カットごとの作り込みが半端ないから、、見る者にわからないものをわからないまま受け入れさせる力があると思う。

個人的な感覚では、一息つくシーンというのがほとんどなかったのもたしかだった。これは原作も読みたい。
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