銀髪の市原隼人、最強説。
在日の高校生、ヒデノリ(市原隼人)はろくに学校も行かず万引きしたりろくでもない日々を送っている。
万引きをかばってくれたタロー(池内博之)と意気投合し、一緒に遊ぶ仲に。
そんな時に知り合った由美(中島美嘉)は強気で嫌なやつ。そして精神疾患をかかえている。
そんなある日、姉(矢沢心)が自殺した。
心にぽっかり空いた穴を埋めるべく、ヒデノリはあることを思いつく。
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電車のドアをドンドン蹴る。
世の中って不満ばかり。
ナイフの刃を握ったって痛くない。
狂っていると言われる自分と、本当に狂えてしまえたらいいのにと思う自分。
意味のない映画だと言われがちなこの作品で一番感じるのは疎外感。
不器用たちが不器用な方法で生きよう、生きようとしてる。
監督のグ・スーヨン氏自身が2世なので、少し自伝的な要素もあるんだろうな。
本職がCMプランナーだから、やっぱり見せ所が上手、だと思う。
最初から最後まで、馬鹿やってます!って感じが大好き。