ともちん

はるか、ノスタルジィのともちんのレビュー・感想・評価

はるか、ノスタルジィ(1992年製作の映画)
3.5
1993年、舞台は小樽。過去を忘れて甘い恋愛小説家となった主人公が、小樽に帰り、自分の過去と向き合う話。
大林監督の中でも『なごり雪』『野のなななのか』などのように、過去がどんどん明らかになってゆく方式の映画で、とても自分好み。石田ひかりも透明感が『ふたり』から一層増して、よく映像に映えていた。尾美君の「ドイツ詩人」になりきるのもシュールだけど、良い味。
ただ、一度で全て理解するのは難しい、監督が言うように「何度も何度も観て下さい」に当てはまる映画。
登場する小樽の「海猫屋」も実際に存在して今でも営業しているそう。行ってみたい!
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