はるか、ノスタルジィの作品情報・感想・評価

「はるか、ノスタルジィ」に投稿された感想・評価

nor

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3.7
久石さんのサントラが映画の雰囲気を上げている⤴︎ 大林ワールドに浸れる映像美と音楽で、印象的だった。
ま

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3.9
165分の長尺ながらも、大林監督の幻想的な映像や物語、小樽の風景、久石譲の音楽、勝野洋のダンディさ、そしてひかりさんの圧倒的な可愛さで飽きずに見る事が出来た。

ふたりも見なきゃな…。
こく

こくの感想・評価

4.5
過去の初恋に囚われた中年の物語。

『さびしんぼう』とかなり似た構造だが、ねちっこいほどに過去の傷と初恋にこだわる大林監督は凄い。今も同じことやってますから! 褒め言葉として最強のロリコンですよ。

現在の視点で観ると少女の扱いがあまりに男目線でラノベの登場人物っぽく都合よいが、きっと記憶って都合よく作られるからよし。主人公も少女小説作家だし。

最高最強の石田ひかりは、この作品と『ふたり』に永久保存されてます。

尾美としのりと佐野史郎がイケメンという世界線も今では新鮮。
顔夕

顔夕の感想・評価

4.0
ロリコンのおじさんのはなし。165分もあるのになんでか全然退屈しない。石田ひかりがめっちゃかわいい。
山

山の感想・評価

-
与えるものと授かるもの
古里の匂いはその違いをハッキリさせた
s

sの感想・評価

3.3
最初はよく分からない回想シーンばかりだと思ってたけどこんなに深い繋がりのある物語だったとは 時間軸が交差してよくわからなくなってくる。セリフが詩的で面白かった
自覚のあるロリコンはいい加減にしなさい
ふぅた

ふぅたの感想・評価

3.8
ある純愛小説家の過去の過ちと今を旅する。
北海道、小樽の地で駆け巡る人生と愛についての物語。

もし、自分が四十になったとき、今の自分が犯した過ちを振り返る日が来るとしたら…

~生きることには、
罪の匂いがする。
許されて、
揺籃の安息を
得るところ、
それが、
古里である~

文学的で、小説のような描写はとても心地よかった。
時間を旅する物語として、ファンタジーの世界を描くのは簡単だけど、この作品はファンタジーを強調していない。
過去と現在が入り混じっってもそれを現在として受け入れることができる。
ファンタジーとリアルの境にある世界観は特別な見応えを感じた。

しかし、丁寧な描写は先が読めてしまうところが残念だった。
少し回りくどい印象を受けてしまう。

個人的にフィルム画素は何処か懐かしい匂いを感じるから好き。
大林監督の時間軸の表現は、『時をかける少女』同様神秘的かつ現実的で異世界を感じさせてくれます。
改めて~90年代邦画はいいなぁ、と思えました。
舞台美術が素晴らしい…
昭和初期の小樽の町を感じられる。
石田ひかり輝きすぎ。
あー。
なんだか踏み込んでしまったという感じ。
約3時間弱の心地良い悪夢という感じ。

まるですべてがクライマックスかのような事後感と、モヤがかかったファンタジーに横たわる不穏な空気感。
大林作品には通底するものがいつもありながら、それでもなお、ザラリとした感触やゴロリと無造作な暴力性みたいなものを鈍く光らせる作品というのがある。

「ふたり」もまた傑作でありながら、それにある意味で隠れたところに、石田ひかりの恐ろしさが炸裂している。
大林作品の中で、最も強烈にエロスを発揮しておじさんを狂わせるのは富田靖子でも小林聡美でも原田知世でもなく。
石田ひかりなのではないかと思う。

で。本作は少し構成というか、物語の語り口は下手くそ感がある。
時代設定とか、不自然な感じとかはもはや大林作品として気にならないのだが、中盤までのエピソードがやや推進力に欠けている。

勝野洋の物語に時間を割きすぎて、しかしもったいつけた割には少し、彼の悲劇がどうにも噛み合わせが悪いというか、間延び感と、石田ひかりの物語というのもそれこそ大きな物語なのだからちょっとバランスが悪いなぁと。
忘れないことが痛みだが、痛みを背負い手を汚し女を抱く快楽とともに痛みを刻むことが贖罪だ、と言うにしても。

それが男と女の性の違いの難しさだとしても。残酷なまでの中年のノスタルジーで留まっていることは、まだ、今の僕には受け入れられない。
大林宣彦監督が描いたファンタジー映画。

この映画では「人間に備わった才能で一番優れた才能は何だと思う?それは、『忘れる』という才能だ。それを授けてくれた神様は凄い!つらい事も忘れないで生きるのは地獄みたいだからね…」なるセリフは素晴らしい!
これこそ、名言であると思った。(小説家役の勝野洋のセリフ)


物語は、青春時代を過ごした小樽を久しぶりに訪れた小説家=綾瀬慎介(勝野洋)は、そこで少女はるか(石田ひかり)と出会う。小樽巡りを通じて、綾瀬が過去の記憶を思い出していく。
その「思い出すという行為」をサポートするのは、「高校生時代の綾瀬」である。綾瀬というのはペンネームであり、本名は佐藤弘ということがわかる。高校時代の佐藤弘(松田洋治)とその心の恋人(石田ひかり=2役目)
綾瀬、はるか、佐藤の3人が過去の記憶を辿って行くうちに、綾瀬は自分の忌しい記憶がよみがえる。しかし、綾瀬は段々と純真な心も取り戻して…
といった形で物語が進むのだが、過去の自分と現在の自分が同じ場面に存在する不思議。

大林監督は、こうした幻想的であり、過去と現在が入り混じる映画を得意としている感じあり、観ていてアッという間にエンディングとなっていた。
至福の2時間45分であった。

久石譲の音楽も良かった。

<映倫No.113625>
「ふたり」は観ていたけど、この作品は今回初めて観ました。
昔は眼鏡もああいうサイズ感だったかもしれないけれど、勝野洋がかけていてその風貌は「8 1/2」のマストロヤンニ風に感じるし、大枠では行き詰まった男の再生・原点回帰の話なのかなと感じました。ただ、人生の中のどこかで誰もが迎えるかもしれない再生・復活・原点回帰というイベントに関して、ただ小手先の精神的にリフレッシュしたとか自分探しをした等という子供だまし程度では大林監督は満足せず、生命活動も絡めた次元での人生賛歌なのだろうと思う。だからエロくなる。

石田ひかりは確か僕と同じ年齢のはずで、前作は観ているものの当時のドラマとかでどんな感じだったかはあんまり覚えていなくて、ふたりでもそうだけど大林作品の割にはキャラが現代的で、おそらく言葉使いは今度の「花筐」の常盤貴子よりも現在っぽいのだろうなと推測します。何がもたらしてそうなったのかはわからないけれど。
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