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女殺し屋 牝犬のmiのレビュー・感想・評価

女殺し屋 牝犬(1969年製作の映画)
3.7
全体的に増村の影響をバリバリに受けたようなアングルがよく見られて、おっこれは面白そうだと思ったけど、ストーリーの中身は超B級だった。
水中撮影のシーンが現代的なカットの重ね方と、不穏な民族音楽でボルテージが上がった。
セリフ少なくてもキチンとした盛り上がり。
カーチェイスのカメラの振り方もアットランダムな揺れで、50年前にしては洗練されてるとおもった。
でもやっぱ冒頭の、指輪からシャキーン!がハイボルテージ。
ジャルジャルの福徳に自分のことを国王と思わないでね。と突っ込まれそうなぐらい、自分のお城を守ろうとするモデルの役割が今ひとつ不明瞭。
「タダのコーラがばちょと持ってきてあげる」
江波杏子の澄ました表情が殺し屋の設定にはもってこい。
しかしヒデェタイトルだな。
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