すみー

愛を読むひとのすみーのネタバレレビュー・内容・結末

愛を読むひと(2008年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

二人の歳の差がすごいし、一人未成年だし、この関係をただ肯定するストーリーだったらどうしようと思ってたところ、中盤でタイトル(邦題)の意味を理解してから一気に切なくなった。
マイケルからハンナへの無償の愛の描き方はすごい好き。マイケルのキャラは、身勝手な感じがして好きではないけど…。
ハンナは自分の過去(罪)についてマイケルに聞かれたとき、裁判前は考えなかったと言っていた。今はどう感じるかと問われ、死者は生き返らないと反省しているのかよくわからない発言をしていたが、次第に字の読み書きができるようになったことで、自分のしたことの重大さを知り、罪の意識を感じはじめたのだと思う。教養があることがいかに大切かを感じた。
最後のマイケルが娘にハンナについて語るシーンは、マイケルが自分の子ども含めて、誰とも打ち解けないと娘に話していたから、自分の人生でも最も重要な話をする=ようやく娘には心を開いた(自身のトラウマの克服)、というシーンになるのかと思うが、娘の立場からしたら気持ち悪くないか?とか勘繰ってしまった。
すみー

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