疑問①
ハンナはなぜシーメンス社で昇進すると言われた後、精神を乱したのか?
彼女の最期もそうだけど、環境が変わることに対して不安を感じるのかな?
ずっと同じ場所にいたいタイプの人なのかな。
それにしても、昇進の話があった後に退職してナチ親衛隊に入っていることを考えると、どうも不思議でならない。ナチ信者でもなさそうだし。
・・この時代のドイツ人のことを、現代の日本人の私が理解するなんてムリだけども。。いろいろあったんだろうね。
疑問②
一人暮らし、30才半ば、非識字者、15歳の男の子に手を出したハンナのそれまでの人生が気になる。いや、マイケルが運命の相手なのは分かるけども。ハンナさん、ドイツ人なのに下着にアイロン掛けてたし。どんな人生を歩んできたのか気になる。
いろいろあったんだろうね。
マイケルは、美しい娘を持つことができてよかった。
愛に触れることができてよかった。
誰もいなくなった家はとんでもなくキツイ。寂しくて辛くて未来が見られなくなる感覚になるのよね。心に穴があく、ってやつ。
娘に自身のことを話をすることで再び生きる心地を味わうことができてよかった。
そしてそれを受け止められる素敵な娘さんでよかったね。
娘さんの「ずっと私が悪いんだと思ってた」って涙に私も涙。
人間皆欠陥がある。
「ユダヤ人は識字率が高いけどね。」
という原告人の娘の発言。
政治と宗教、
科学と宗教、
技術と宗教、
職業と宗教、
哲学と宗教、
最近、物事には宗教が切り離せないということを実感している。
・・どうでもいいけど、ハンナと誕生日が一緒だった。