事実だけをみると加害者だけど、二十歳そこそこで、仕事として課せられた業務が、精神的にあまりにも過酷で「仕事だから」と割り切らなければとても務まらない、重い十字架を背負わされた彼女こそ、戦争の被害者だと感じた。
時代が変わり、世論が変わり、犯罪者として裁かれることとなった彼女は、真面目さゆえに当時の事実や思いを正直に話し、周りの裏切りもあり残りの人生を牢獄で過ごすこととなる。
彼女の人生は、どんな思いと共にあったのか。。
本を読めるようになった彼女は、何を感じたのか。。
やるせない…?
哀しい…?
切ない…?
なんとも形容し難い思いを、暫く引きずりました。