たいと

愛を読むひとのたいとのレビュー・感想・評価

愛を読むひと(2008年製作の映画)
3.9
スティーブンダルドリーとケイトウィンスレットがすばらしい
サンデルの本に似たような話があったけどそこでは客観的に正義を考えたのに対して、映画は歴史を主観的に見られる点で優れているなあと思った
文盲とはかけ離れた場所にいるから不思議な感じがした
中盤に法学の教授が正義に反していても法に触れていなければ捕まらないというシーンがあるが、ハンナの行為は正義にも反していて法にも触れているが、その立場の人なら誰でもそうしたであろうという意味では運が悪かったとしか言えない。運が悪かっただけの人を有罪としていいのか?と考えるとそこに正義のジレンマがあるような気がする。
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