罪・謝・赦
全然好きじゃなくて頑張って★3つ。
最近見直してよかった「めぐりあう時間たち」。
同監督の作品ということでハードルが上がってたのかも。
音楽は違う人だけど、似たような音楽(前半)が本作ではそぐわない印象でした。
あと私にはどうにもあざとくて途中までは眠気が‥。
ナチス、アウシュビッツ‥戦争犯罪を如何に裁くのか、その罪とは?
国民としての責任。これはドイツが描いてこその答えだと思うのです。
今も、ドイツがこれを作れない(認められない)世情なのでしょうか。ユダヤ資本も多いハリウッドでの製作。視点がどうもぼやかされているような気がしてなりません。
ただ、後半でてきた女性の家が、それこそ絵に描いたような裕福なものだったことが、私には非常に皮肉に感じました。
男はナチスのこともあったでしょうけれど、
それ以前に男として女を赦してなかったってことでしょうね。手紙書かなかったし。
女である私にはそこがどうしても引っかかってて、昔レポートした記憶があります。まあ、もともと「朗読者」のドイツ語朗読をしてもらう度に(超ダンディな声だったのに!)スヤスヤしていた私のような情緒を解さない者がチャレンジするのは無理だったのかもしれません。スミマセン。。
(映画生活投稿分2009)