このレビューはネタバレを含みます
罪が重くなってもいいから「字が読めない」ということだけは隠したかった彼女。
このようにレビューが書くことができる自分は「さっさと言っちゃえば罪をもっと軽くしてもらえるんだから!」と思ってしまった。しかし非識字者の身からしたら、字が読めない書けないという事実は、死ぬことより嫌だったのだろう。
主人公の男の子もあの法廷でその事実を公表すれば、彼女の罪は軽くなっただろうに言わなかった。とても悩みに悩んだ彼女を思っての行動だったのだろう。
主人公の女性が獄中で文字を必死に学ぶ姿には目頭が熱くなった。
男女の恋愛関係だけでなく、ナチスも絡んでいて非常に考えさせられる映画だった。