ヒラタ

ラストキング・オブ・スコットランドのヒラタのレビュー・感想・評価

3.7
1970年代にウガンダで独裁政権を築いたアミン政権期の内情を描いた作品。物語の印象としては、血と戦闘に染まったアフリカ大陸、というもの。アフリカ大陸での内戦の悲惨さ、泥沼っぷりがこれでもかというほど伝わってくる。後頭部を鈍器でガツンと殴られるかのような衝撃度。恐怖、息がつまるとはこの作品のために生まれた言葉と言っても過言ではない。二度目の鑑賞はないな、と思わせる程。希望に満ちた、前を向けるようなアフリカ作品はないのだろうか。思わず目を背けたくなる不都合な真実を描いた作品である。
ヒラタ

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