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中国女のsonozyのレビュー・感想・評価

中国女(1967年製作の映画)
3.6
『グッバイ・ゴダール!』流れで。
1967年 仏 ジャン=リュック・ゴダール監督
ヴェネチア映画祭 審査員特別賞

66年の中国文化革命の直後、そして68年にパリ五月革命が起こる前の年に製作された作品。
ゴダールはこの作品を機にアンヌ・ヴィアゼムスキーと結婚し、その後、自らの商業映画と決別し、政治色の強い実験的作品の時代に入るわけですね。

ソルボンヌ大学の哲学科の女子大生ヴェロニク(アンヌ・ヴィアゼムスキー)、俳優のギョーム(ジャン=ピエール・レオ)、経済研究所の研究員アンリ(ミシェル・セメニアコ)、画家のキリロフ(レックス・ド・ブリュイン)、農村出身で元売春婦イヴォンヌ(ジュリエット・ベルト)の5人が留守の家に集まっている。

「ラジオ北京」を聞き、「毛沢東語録」を読み、革命の標語を叫びながら体操をし、マオイズム(毛沢東思想)について学び、議論を重ね、彼らが思う革命を実行に移していくが。。

昔一度見た記憶がありますが、難解な内容は置いておいて、やはり、色彩の配置、構図の美しさが印象的な作品でした。
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