いくまる

エターナル・サンシャインのいくまるのレビュー・感想・評価

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)
3.6
ポスターで王道系ラブストーリーかと思ったらまさかのSF!?

ジム・キャリーの優しいラブコメを目当てに観たので3分の2くらいびっくりしていた。
なんなら未だに飲み込めていない。
最後まで観てやっと時系列がわかったくらい。


ある時ふと衝動に駆られて電車に飛び乗ったジョエル。
そこで出会った派手髪のクレメンタインと意気投合して楽しい時を過ごすが、車で彼女を送ると見知らぬ若い男に声をかけられる。
「なんでここに?何か力になれることがあれば言ってください」


どんな別れを経験しても、その別れが辛いほどそこに至るまでには必ず永遠に忘れられない素晴らしい出来事があって。
過去が自分を作っている。
惹かれるのには感覚的な何かがある。

博士とあのクリニックの人たちは全員自分の都合や欲のために消したい過去があるからああいうことができるわけで。
もちろん消したい過去、覚えている方が辛いこと、忘れた方が都合のいいことはあったりするんだけど、その人の存在を無かったことにするというのはつまり…。


前半から中盤にかけてのクレメンタインの強引さにはついていかれないんだけど、ジョエルとのやり取りや輝いていた記憶に触れたあとの後半の行動力には惚れるしかない!
派手髪ケイト・ウィンスレット可愛い!!

キルスティン・ダンストの完璧なスタイルには、そりゃ脱がせたくもなるよね、と。


ジョエルがジム・キャリーじゃなかったらもっと重い話になっていただろうな…というくらい意外にハマり役でした。
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