フィルマークスさんの試写会で。
上映前に、この作品の配給会社の宣伝と日本語字幕を担当されているタケイさんが、この映画への思いをお話し下さいました。
監督は、この作品を発表直後に、脳出血により緊急入院し51歳で急逝。この作品が遺作です。
公開を見送った何年後かにタケイさんが再びこの作品を鑑賞し、やっぱり一人でも多くの方に届けたいと、8年の時を経て日本公開になったそうです。
なんとみずみずしい映画だったでしょう
生まれながらに決まっている人種や民族、でもそんなこと・壁を超え、そんなものすらいらなくなります。
映画を彩る音楽も、映画のタイトル『タレンタイム~優しい歌』にあるように、優しく美しい歌ばかりです。
ラストの男子生徒ふたりの演奏は、登場人物の色んな思いと私自身の色んな思いが重なり溢れ出し、静かな涙が流れました。
とても優しい作品。
胸を張って勧めたいです。