ゆみな

トリシュナのゆみなのレビュー・感想・評価

トリシュナ(2011年製作の映画)
3.1
リズ・アーメッド目当てで観賞。
途中までは王子様キャラだったのに、後半は傍若無人な王様キャラに変貌してしまった。でも、やっぱりカッコよかったなリズ・アーメッド。

トリシュナに一目惚れして仕事も与えてくれて大学にまで通わせてくれたジェイ。一旦は離れた2人が再会して、都会で生活していた時がいちばん幸せそうだったなぁ。お互いやりたいことをやって、仲間と楽しく語り合う日々。ホテルで働いていた時のような雇用主と従業員って関係性ではないし、ある意味正当な恋人として扱われていたし。でも、トリシュナが秘密を告白した事、そしてまた田舎のホテルで働くようになってからのジェイの変貌ぶりにはガッカリしちゃった。自分のやりたくない退屈なホテルでの仕事の鬱憤をはらすかのように、トリシュナを性奴隷みたいな扱いにしちゃうし。彼が何の気なしに言った「妻とメイドと高級情婦」の話が痛すぎて、あれを自分が愛している男に言われたら絶望と屈辱感しかないし。トリシュナが最後にああいう選択をしたのも、なんだか頷けるような気がするんだよね。切ないけどさ。
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