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沖縄の民ののすのレビュー・感想・評価

沖縄の民(1956年製作の映画)
3.6
壮絶な沖縄戦を闘った様々な人々の姿を描いた作品。暗くて見にくい部分もあるけれど、船の爆撃や夜中に焼夷弾から逃げるシーンなどは凄まじくとてもインパクトがあり、戦争映画として良い出来だと思った。どこでどうやって撮影したのかが気になる。97分の尺でストーリーは割とテンポ良く展開させまとめているが決して内容は薄くない。残酷な戦争は終わったというだけで締めるのではなくそれから始まる未来にも繋がっていくようなラストが印象的だった。死んでいった若者の声を代弁するような役の長門裕之、若い!岡田真澄は意外な役どころ。でもやっぱり誰も沖縄の言葉は喋っていない。
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