ちゅんせ

血と骨のちゅんせのレビュー・感想・評価

血と骨(2004年製作の映画)
4.0
再鑑賞。

大正から昭和を生き抜いた在日朝鮮人・金俊平の一代記。金と暴力に取り憑かれ家族と周囲を傍若無人に支配し続けた男をビートたけしが凄絶な演技で迫る大傑作。家族たちの悲痛な思いが胸を締め付ける。登場人物で誰が1番不幸かランク付けたいくらい全員不幸。出演者全員が取り憑かれた演技してる。

今だと問題になりそうな暴力、DV、自殺描写が壮絶。
例によってアカデミー賞、鈴木京香、オダギリ受賞は闇。誰が見てもたけし、田畑智子、中村優子が有力なはず。
全員が憑依された演技で怖いくらいだが、この選別はない。
今の映画界騒動を眺めてると良いのか悪いのか平和な時代だなと。
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