ノノ

ママと娼婦のノノのレビュー・感想・評価

ママと娼婦(1973年製作の映画)
5.0
何なんだよこの男は( ; ; )女の家にいながら堂々と浮気をし、女の家に相手を連れ込む。近すぎる状態の三角関係、怠惰を口のうまさで誤魔化し生きる痛々しいナルシスト。現代だったら干されるか刺されてるぞ。
薄暗い部屋のベッドの上とカフェの繰り返しを220分映す狂気。不思議と眠くはならない。
カフェでの正面カット、彼の哲学が永遠と語られる。半分聞き流してるヴェロニカ、それでも彼を追いかけてくる。それまで私も聞き流していた言葉が正面を見て熱心に話すレオを見ると何故か眼差しの強さにやられて真剣に聞いてしまった。彼女たちはこれに騙されてるのか。
ヴェロニカが突然部屋に来たと思ったら服を脱ぐ、裸の女2人と男1人のカオス。アレクサンドルの言葉は正直何一つ覚えてないけど女の「死ね、ナルシスト」だけは強烈に刻まれた。
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