もうニヤニヤしちゃうよこういうの。
個人的にノラジョーンズの唄は、土砂降りの肌寒い日に、部屋暖めて引きこもってる時、たまたまラジオから流れてくるとめっちゃいい気分になるけど、この映画もそんな感じがする。
ノラ扮するエリザベスは、失恋してヒステリックに街を飛び出し放浪する、そんな中でどこか問題を抱えた人たちに出会い次第に止まっていた心が動き出す。
物語の中盤、エリザベスはひたすら傍観者だけど、これによって彼女の傷は少しづつ癒えていったんだよな…知らない土地で知らない人が、何かで傷ついてる、種類は違うけどみんな一緒。そう思うと妙に救われたりする。心の傷を癒すのは時の流れと、他人の不幸なのだろうか…
こう言っちゃうと悪趣味だけど、悪いことでもないような気がする。
なにより、どこかで待っててくれてる人の存在は大きい。
