ベスト・キッド 鑑賞。
めちゃめちゃ久しぶり、CATVで放映していたので懐かしくなり鑑賞。
監督がロッキーの監督だとはじめて知った、だってラスト近いもんあるもんね。
ざっくりした感想は置いておいて
コブラ会を見ていると問題になった日大アメフト部の事件を思い出してしまう。
主人公の頑張る姿が心打たれる作品のはずなのだが落ち着いてみると突っ込みどころを感じてしまうラルフ・マッチオ演じるダニエルは結構イチビリな性格をしている。そりゃシバかれて当然だ。映画のコンセプトと設定が違っていれば確実に殺されても仕方ないシチュエーションに思える。
白人の中流以上の子弟の通う学校に転校してきた割と貧乏人のダニエル・ラルーソ、女子に馴れ馴れしくするのはいいがその子はカラテやってる不良元カレとガタガタ痴話喧嘩とかでめんどくさい奴なんだよ、空気くらい読めよと言いたくなる。
ハロウィンパーティの夜コブラ会の連中がトイレでマリファナ(と思しきもの)を巻いているところに上からホースで水責めする必要があったのか?
たしか昭和の終わり頃の映画だったが今年ついに平成も終わる。現代人にミヤギのような(前説や意味も話さずただトレーニングさせる)指導の仕方も向いていないと思う、と同時にコブラ会のような(勝つためには手段を選ぶな、情けは無用の)オラオラも無理なのかと思ったが日大アメフト部の事を考えるとひとつシチュエーションにさえ放り込めば人間は何にでも馴染むようになるものだなと思ってしまった。