上海十月

マジェスティックの上海十月のレビュー・感想・評価

マジェスティック(1974年製作の映画)
3.3
本作はよく言う所のナーメテイター映画である。スイカ畑を経営しているチャールズ・ブロンソンが実は、凄腕の人を殺しまくる、おじさんだったと言うところがものすごい。最初から、白人チンピラのイチャモンの付け方が、なかなかひどい。そして、現代にもつながるメキシコと移民との話が絡んできて、なんとなく政治的。ラストに至っては、犯罪王の割には、組織化されておらず、最後なんとなくチンピラと手下と犯罪王を含めて3人でマジェスティックと戦う。なんか東映のやくざ映画にしか見えない。メキシコの移民女性を演じているリンダ・クリスタルはこの時40歳だけど、なかなかの美のターミネーター振りであった。そしてナーメテイター映画につきものの最後捨て台詞を吐きながら去っていくブロンソンは、気持ちがいい。
上海十月

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