んー
無茶苦茶良かったんだけど
自身が是枝ファン目線なので
いつも勿体なく感じる事が目についてしまって西川美和という監督さんを純粋に見れない
ただ大前提的に無茶苦茶良い映画としてなんだけど
こないだ同じくヒューマンミステリー映画見たけど
感動させる為に組み立てられた話を壮大な音楽と共に味合わせて
皆感動した!切ない!なんてコメントばっかの映画見たけどあんなのに比べたら天と地ほどの差があるこたぁー重々承知の上での勿体無さを感じる。
勿論
話の主題やテーマには必要ないけど
そういった見落としそうなことを地味ながらも積み重ねて積み重ねて肉付けするから深みが増すのが是枝組じゃない?
その辺も描いててくれたら
あの時のミミズ腫れとかももっと生きたんじゃないの?
これは予算的な話なんだろうけど
積み重ねといえば
何処の
家の中にも生活味が感じられない
そこは是枝作品が1番大事にしてきてるじゃない
そこ大事にするからその人の性格とかも見えてくるじゃない
せめて
布団のシーツや丸めた新聞紙とかはもう少し舞台やコントの書き割りじゃないんだからさ
ライツカメラアクションの前に仕込みました感が目についてさー
犯行日から公判を重ねていってもずっと茶色い皮のコート着っぱなしだから時間経過が見えづらい
そうなると心情の移ろいなんて薄まってしまう
同じ味の物でも
それが入ってる器やグラスで味わいが変わるように…
でも
こんな事って
是枝組弟子関係を知ってるから出てくるんだけど
うどん屋だってラーメン屋だって
あそこの暖簾分けって知ってると客は勝手な事を言い出すもんです
すみません
でも
何も知らず純粋に観ればとても良い作品なことは間違い作品です